文化現象研究におけるOOGIS理論の有効性 : 考古学における古墳時代研究での実践的検討
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概要
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文化現象は研究者の視点や立場に依存し、その定義と意義は大きく変容する。したがって、その客観性を明示するためには、研究資料に対してどのような理念的像を抱いているかを明らかにする必要がある。本稿では、OOGIS理論とその理論に基づいたGISデータのための国際的業界標準『地理情報標準』によるGISデータモデリング手法を用いて、文化現象研究における研究者の理念的像を客観的なモデルとして表現し、さらにそのモデルの構造を用いた分析手法の開発を試みる。また、一連の方法について考古学における二つの異なる古墳時代研究で実践を行い、その有効性について検討を行う。
- 2008-05-16
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