吃音の自然治癒例と非流暢性の低い吃音例の比較
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
吃音の自然治癒例15人と非流暢性が自然治癒群と同じ位に少ない吃音例16人について、音読および談話における非流暢性の特徴および性格特性を比較した。両群とも男子大学生で、白然治癒群は1〜3年前までは吃音で悩んでいたものである。自然治癒群は吃音群および一般の学生よりもMPIのE得点(外向性傾向)が高かった。N得点(神経症的傾向)には差がなかった。非流暢性については、3回反復音読したときの順応効果に顕著な差があり、自然治癒群の順応効果が大きかった。吃音群の非流暢性は反復の2、3回目ではほとんど減少していない。なお両群の順応効果の相違は向性要因によるものではなかった。
- 日本特殊教育学会の論文
- 1977-10-15
著者
関連論文
- 言語障害D(言語障害,日本特殊教育学会第26回大会研究発表)
- 臨床・障害6
- 臨床・障害3(816〜821)(部門別研究発表題目・質疑応答・討論の概要)
- 吃音の自然治癒例と非流暢性の低い吃音例の比較
- II:自閉症児への接近
- 自閉症児への接近(シンポジウムII)
- 820 学童吃音児における吃音の変容 : スピーチの長さと吃頻度(臨床・障害3,臨床・障害)
- 成人性吃音者の流暢性に対する聴覚遅延フィードバック残効
- 動作対話法の重度精神遅滞児への適用例
- 904 動作対話法による吃音児の治療例(2)(障害児臨床,臨床1,臨床)
- 903 動作対話法による難聴児の行動変容(障害児臨床,臨床1,臨床)
- 1002 動作対話法による登校拒否児の治療例(動作訓練・セルフコントロール,臨床1,口頭発表)
- 1001 動作対話法による吃音児の治療例(動作訓練・セルフコントロール,臨床1,口頭発表)
- 1117 動作対話法による緘黙児の行動変容(動作・訓練,障害2)
- 1116 動作対話法による登園拒否児の行動変容(動作・訓練,障害2)
- 834 動作対話法による非社会的行動の改善(2)(臨床・障害4,臨床・障害)
- 833 動作対話法による非社会的行動の改善(1)(臨床・障害4,臨床・障害)
- 950 動作対話法による重度精神薄弱児の行動変容(2)(臨床・障害6 精神遅滞・重度障害児,研究発表)
- 949 動作対話法による重度精神薄弱児の行動変容(1)(臨床・障害6 精神遅滞・重度障害児,研究発表)
- 830 吃音に対する音声の遅延フィードバック効果の研究 : DAF中の話し方とDAF後効果について(800 臨床・治療・障害)
- 256 青年の社会認識と社会的行動意識の関係について
- 自閉症児の普通学級への適応訓練:数の概念学習を中心として(自閉症と行動療法)
- 5. 無発語脳性マヒ児のオペラント条件づけによる発語訓練(第2回大会講演抄録,自閉症と行動療法)