バイオフィードバック療法とリラクセーションとの併用が奏功した片頭痛の一例
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概要
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片頭痛に対するバイオフィードバック療法やリラクセーションの治療効果がレビューによって示されている.しかし,片頭痛患者の心理的要因や社会的要因に対する治療効果は明らかでない.今回われわれは,前兆のない片頭痛患者に対して皮膚温・筋電図バイオフィードバックとリラクセーション法を併用した治療を試みた.また,ecological momentary assessment (EMA)を用いて身体的要因のみならず,心理・社会的要因も調査した.バイオフィードバック療法により,頭痛,吐き気,鎮痛薬の使用回数,ストレス,うつ,不安,イライラ,頭痛による生活支障度に改善がみられた.これらの身体的および心理社会的因子に対する効果はバイオフィードバック療法終了10週後にも持続していた.
- 日本バイオフィードバック学会の論文
- 2008-04-25
著者
-
端詰 勝敬
東邦大学心療内科
-
坪井 康次
東邦大学心療内科
-
林 果林
東邦大医療センター大森病院心療内科
-
天野 雄一
東邦大医療センター大森病院心療内科
-
端詰 勝敬
東邦大医療センター大森病院心療内科
-
小田原 幸
東邦大学医学部心身医学講座
-
吉内 一浩
東京大学心療内科
-
吉内 一浩
川村学園女子大学 教育
-
小田原 幸
東邦大学心療内科
-
林 果林
東邦大学心療内科
-
天野 雄一
東邦大学心療内科
-
奥平 祐子
東邦大学心療内科
-
吉内 一浩
東邦大学心療内科
-
奥平 祐子
東邦大医療センター大森病院心療内科
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