健診書扱心電図検査所見の査定
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概要
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人間ドックおよび個人健康診断結果通知書扱における心電図検査結果を解析し,その査定方法について検討した。全事例を心電図検査所見で分類すると,冠・心筋障害,次いで刺激伝導系異常が多く認められた。健康診断担当医師による判定(以下判定)により精査(要再検査,要精密検査,要医療を含む)となった割合は異所性調律異常と冠・心筋障害を伴う心肥大で高率であった。医師による心電図再診結果の査定では観察(正常,正常範囲,経過観察を含む)と精査との間で査定結果(条件付・延期査定となる比率)に有意な差は認められなかった。所見と査定との関連では,異所性調律異常の精査事例と冠・心筋障害を伴う心肥大の精査事例で条件付査定となる比率が高く,延期事例ついては冠・心筋障害が絶対数で多く,冠・心筋障害を伴う心肥大が相対比で高率であった。所見,判定別に平均料増評点を試算すると,冠・心筋障害を伴う心肥大と冠・心筋障害で高値であった。
- 2008-03-17
著者
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