太陽系外惑星と惑星の誕生に迫るすばる(<小特集>すばる望遠鏡で探る宇宙)
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概要
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太陽系外惑星(系外惑星)の探査と惑星系誕生の場である原始惑星系円盤(円盤)は,すばる望遠鏡の最も重要な観測対象のひとつである.巨大望遠鏡と先進的観測装置で本格的に可能になった高解像度,高感度,高コントラスト観測によって,直接撮像によるアプローチが進んでいる.その結果,惑星に迫る伴星天体や新しいタイプの円盤の検出に成功し,円盤の形態の多様性が明らかになった.また,大口径を生かした効率的観測により,間接法においても,今までにない巨大コアを持つ系外惑星の発見に至っている.次期補償光学や新規コロナグラフ観測装置等により,すばる望遠鏡は,今後もこの分野を切り拓いていくと期待される.
- 2008-02-05
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