ドップラー法による系外惑星探索
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
太陽以外の恒星を周回する惑星,すなわち系外惑星はこれまでに約350個発見されているが,そのうちの約8割はドップラー法-惑星との共通重心を周回する恒星の視線速度変化をとらえる方法-によって発見されたものである.近年,ドップラー法の測定精度は1m/sを切るところまで到達し,地球型惑星の検出にも手が届き始めている.我々日本のグループも,短周期巨大惑星の探索や巨星を周回する惑星の探索などで成果を挙げてきた.本稿では,まずドップラー法の基礎となる恒星の視線速度を精密に測定する手法を解説し,続いて,我々の観測から明らかになった新たな系外惑星の姿を紹介する.
- 2009-09-25
著者
関連論文
- 太陽系外惑星と惑星の誕生に迫るすばる(すばる望遠鏡で探る宇宙)
- ドップラー法による系外惑星探索
- 輝線星研究の最近の動向 : 2. 高輝度早期変光星(LBV)
- S33-04 系外惑星の公転軌道傾斜角の系統的測定 : 軌道が傾いた惑星は意外に多い(口頭セッション33:系外惑星,口頭発表)
- 112,P004 中質量赤色巨星による惑星飲み込み(オーラルセッション2 最優秀発表賞選考)(ポスターセッション1 最優秀発表賞)
- O10-09 ドップラー法による重いG-K型巨星の惑星探索(口頭発表セッション10(惑星形成論III,系外惑星),口頭発表)