新潟県旧山古志村・棚田と農耕生活の記録
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概要
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この報告は第1部と第2部からなっている。第1部は山古志村(現長岡市)の景観を象徴する棚田の景観分析をおこない、第2部は棚田を作り上げてきた人々の生活を聞き書きによってたどったものである。第1部の本文構成は、(1)山古志の自然と地理的環境、(2)山古志村虫亀地区の景観形成の要素と土地利用、(3)虫亀地区の集落構成と各マキ(血縁集団)の土地所有状況、(4)棚田の灌概システムと生産関係施設、とでなっている。また第2部は新田切り(水田の開拓)と切りなおし(水田の拡張)、1年間の農作業を中心にして村の暮らしの聞き書きをまとめたものである。早いもので中越地震発生から2年が経過した。不十分な部分は多々あることは充分承知しているが、この報告が村における生活の立てなおしに少しでも役立つことがあれば幸いである。
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