ポーランド・ビャオヴィエジャ原生林における肉食獣の生態研究とオオカミの再評価を紹介する
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概要
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2003年8月27日から9月7日の12日間、ポーランドとベラルーシにまたがるビャオヴィエジャ原生林を訪れた。同原生林は、ヨーロッパ最大の冷温帯林で、ヨーロッパ太古の森の面影を残している。同原生林内にあるポーランド科学院哺乳類研究所において、Z.Pucek前所長よりこの原生林を巡る5つの問題を指摘された。その1つが同研究所で行われてきたオオカミとオオヤマネコの採食生態研究をふまえた、大型肉食獣の再評価であった。オオカミが5種の有蹄類、とくにアカシカをどれほど捕食するかの科学的解明により、増えすぎて森林を傷めるシカ類の個体数を制限するオオカミの役割が見直された。オオカミを撲滅した結果、シカの食害に悩まされていたイ***ーストーン国立公園へのオオカミ再導入は、その応用の例である。
著者
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好廣 眞一
龍谷大学経営学部
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好廣 眞一
京都大学理学部動物学教室
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好廣 眞一
Faculty Of Busibess Administraton Ryukoku University
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YOSHIHIRO Shinichi
Ryukoku University
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好廣 眞一
龍谷大学経営学部教授
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