Websiteによる花粉症情報提供(第5報) : 花粉症情報入手に関係する因子について

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概要

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【背景・目的】花粉症患者に対するインターネットを用いた情報提供の有用性が報告されているが,それがもたらす影響を検討した報告は殆どみられない.2003年から2006年までのアンケート調査から,花粉症情報がもたらす影響を検討した.【方法】Website上にて,花粉飛散予測,飛散実測値,セルフケア・メディカルケアのポイントなどの花粉症情報を提供した.同時に同サイト上にてアンケート調査を実施した.【結果】情報入手に個人属性が影響していた.特に,性差が大きく,女性は,花粉症飛散量が多くなると情報量や受診行動が高まるが,男性では花粉飛散量との関連はみられなかった.情報入手と受診行動やセルフケア行動とは有意な関連があった.【結論】インターネットを用いた情報提供は有用であり,受診行動やセルフケア行動との関連が示された.自己に合ったケアを考えていく患者側の技術,またそうできるような医療者側の情報提供の在り方が望まれる.
社団法人日本アレルギー学会の論文
2008-01-30

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