ニホンナシ'二十世紀'の果実中元素濃度を用いた産地判別
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概要
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ニホンナシ'二十世紀'の果梗および種子中元素濃度を用いて日本国内の主産地である鳥取,長野およびその他の府県の産地判別を行った.1)'二十世紀'の果梗中のNa,Sr,B濃度および種子中のNa,Sr,B,Ni濃度は栽培土壌表層(0〜20cm)の0.1mol L^<-1>塩酸抽出法による土壌中元素濃度と相関があり,'二十世紀'の果梗および種子の元素濃度組成は栽培された土壌中の元素濃度を反映しているものと考えられる.2)'二十世紀'果梗中13元素を用いた判別分析では,鳥取,長野およびその他の府県の3群を正しく判別する的中率が94.3%,種子中13元素濃度を用いた場合は84.9%であり,果梗中9元素と種子中8元素を同時に用いることで3群の判別的中率は98.1%に向上した.よって,果梗と種子中の元素濃度を用いることでニホンナシ'二十世紀'の産地を高い精度で判別することが可能と考えた.
- 2007-12-05
著者
-
井上 博道
農研機構果樹研究所
-
梅宮 善章
農研機構果樹研究所
-
喜多 正幸
農研機構果樹研究所
-
梅宮 善章
果樹研究所
-
井上 博道
果樹研究所
-
喜多 正幸
果樹研究所
-
井上 博道
農業技術研究機構 果樹研
-
喜多 正幸
農業技術研究機構 果樹研
-
井上 博道
農研機構・果樹研究所
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