強力超音波応用の研究について : 高周波数および複合振動を用いた強力超音波応用(強力超音波)

概要

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筆者は1960年の東京工業大学/精研、実吉・森研での学部卒業研究の強力曲げ振動板の研究に始まり、同大学院修士・博士課程での金属の超音波溶接の研究、1967年から現在まで神奈川大学工学部・大学院で金属・プラスチックの超音波溶接を初めとする様々な強力超音波応用に関する研究を行ってきている。この間に東京工業大学大学院では電解コンデンサの極板・端子の超音波溶接を初めて実現し、また超音波溶接の負荷特性、試料の寸法効果、介在物を用いた効果的な新しい溶接法の提案等を行っている。神奈川大学では主として金属の超音波溶接に関する研究を続行し、厚板の接合が可能な上下駆動式超音波溶接、50kW以上の大電力増幅器を実現して多数の超音波振動子を集積した同種および異種の厚板の端面同士の接合が可能な超音波突き合わせ溶接、高周波数の超音波ワイヤーボンダー、複合振動を用いた超音波溶接、上下駆動式超音波プラスチック溶接、高周波数を用いた超音波溶接等の研究を行っている。また超音波振動を用いた粉体の圧縮成形、超音波振動を用いた金属板の曲げ加工、押し込み固定加工、大容量の超音波複合振動源の開発、斜めスリットを用いた複合振動変換器、超音波モータ、複合振動を用いた連続シーム溶接、溶接面に垂直な振動成分の少ない音速の異なる金属円環対を用いた複合振動変換器、超音波モータ、被覆導線の直接接合、振動加工等に関する研究を行ってきている。
2007-12-06

強力超音波応用の研究について : 高周波数および複合振動を用いた強力超音波応用(強力超音波)

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