二核子スピン軌道結合力とn-α散乱
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概要
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高エネルギーp-p散乱の説明のため導入されている強いスピン軌道結合ポテンシヤルの性質を低エネルギー領域で検討するため、n-α散乱に現われる一体のスピン軌道結合を取上げた。その結果、この強いL・S potentialは不都合に大きいσ・ℓ potentialをもたらすことがわかつた。低エネルギーでは、L・S力は高エネルギーと同じように強くないのかも知れない。そうだとすると二核子系のL・S効果は強いエネルギー依存性をもつことになる。TPEP以外に必要なL・S力をpotentialで書くのは適当でないのかも知れない。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1961-03-20
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