核力のcoreと核物質
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概要
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二核子散乱を同じく再現する核potentialのcore領域のちがいが、核物質の性質にどのような差をもたらすかを、S状態、中心力の場合について調べた。結合エネルギーにして、soft core potentialの方が、small hard coreのpotentialより2〜3MeV, large hard coreのpotentialより4〜5MeV有利である。この差の生ずる主な原因は、どのpotentialの場合にも殆んど同じ一体potential V(k)の特徴-k=0〜3k_Fにわたる約100MeVの増加-によるcore contributionのenhancementがrepulsive coreが強い程大きいことにある。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1966-10-20
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