「自律」の関係的構造 : 福祉の援助がその照準を定めている自立支援から
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概要
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哲学において「自律」という概念は鍵概念である。しかし、自立支援をめざす福祉の援助においても「自律」に目が向けられている。窪田曉子は、「喪われた自律の回復-現代病としてのアルコール依存に対する援助の考察-」という論考において、アルコール依存を「自律の喪失」と特徴づけた上で、アルコール依存における「自律」の回復に向けた援助を探究している。本稿のねらいは、窪田曉子が上述の論考の中で問うている「自律」のあり方に考察の焦点を定めて、そこで明らかにされている「自律」の捉え方に内包される哲学的含意を析出することにある。
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