アメリカにおける移民問題
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概要
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この論文は前作("The Diversified Workplace"北海道東海大学紀要、人文社会学系、第17号、2004、1-15ページ)に続くものである。前作においては、労働力の多様化に伴って起こる様々な問題を実例とともに論じた。本稿では移民が引き起こす問題全般、特に不法移民問題に関する最近の論争とそのアメリカ社会に及ぼす影響を取り上げている。ここでは一時的な解決策を提示するのではなく、問題の根源にせまり、アメリカにおける移民問題の多側面性に言及している。アメリカは移民によって成り立ってきた国である。この論文では移民の歴史的な推移を追うとともに、この国がいかに移民を国の礎としてきたかを確認している。現在のアメリカの社会は自らが発展するために移民を積極的に受け入れてきた成果である。しかしながら、現在の不法移民問題に対する議論は、世界中から多数の移民を受け入れ、国を発展させてきたアメリカの偏見のない歴史というものからかけ離れたものであると言えよう。
- 北海道東海大学の論文
著者
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