異文化教授法
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概要
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各企業による国際的ビジネス展開の動きが強まる現代世界はますますボーダーレス化する一方である。文化,ビジネス習慣あるいは言語の相違やこれらに起因する誤解は,時として様々な対立を引き起こす要因となる。お互いの文化の違いを心得ていない者同士がコミュニケーションを図ろうとすると,意思の疎通を欠いた結果に終わってしまうことが多い。学生たちが将来,異文化に囲まれた職場やビジネス環境にうまく順応できるようにするには,大学の授業において,どのような取り組みがなされなければならないのか。本論分では,日本の大学で,多様な文化に対する知識と異文化間で起こる対立の解決法を学生たちに習得させるための系統的でかつ一貫した教授法について述べる。著者は,ゼミナールの日本人学生とスカンジナビアからの交換留学生の間で繰り広げられた異文化間の対立に関する一連のディスカッションの模様を,過去2年間にわたり,ビデオテープに収録した。これらのディスカッションは,すべて国際ビジネスに関連した内容のものである。また,ゼミナールはタスク重視型学習法を用いて行われた。
- 北海道東海大学の論文
著者
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