非漢字圏学習者の漢字観に関する事例研究
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概要
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本稿は非漢字圏の漢字学習者が漢字及び漢字学習についてどのようなイメージを抱いているかPAC(個人別態度構造)分析、質問調査用紙、インタビューなどを用いて総合的に分析を試みた事例研究である。漢字が好きで非常に熱心に漢字学習に取り組んでいる学習者を調査対象に選び、漢字のどこに魅力を感じ、自らの漢字学習をどう見ているのか調査した。その結果、その学習者は漢字の絵画的な芸術性や創造性、規則性、または歴史とのつながりという点に興味を示しており、さらに学習者はその興味に関連した漢字学習ストラテジーを多く用いていることが明らかになった。
著者
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