「学習者」から「読み手」へ : 日本語教育におけるExtensive Readingの試み
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では外国語教育におけるextensive reading(多読)授業の意義、特徴、先行研究について概観し、さらに日本語中・上級の読解クラスで行った多読を取り入れた授業について報告を行った。多読プログラムを導入するにあたり、学習者が日本語で読むことに対してどのように感じ、どのぐらい自主的に日本語を読んでいるか調査したアンケート結果も合わせて報告した。学習者が読めるようになることを目標とする授業から、読むようになることを目標とする授業へと発想を転換していくことを提言し、多読プログラムの可能性と課題を明らかにした。
- 茨城大学の論文
著者
関連論文
- 上級日本語学習者のための読解教材 : 芥川龍之介「羅生門」教材化の観点
- 非漢字圏学習者の漢字観に関する事例研究
- 日本語教育における文学教材 : 国語教育における文学教材論を参考に
- 外国語教育における文学教材の役割
- 非漢字系学習者のための漢字に関する基礎知識 : 漢字習得と動機付けの観点から
- 「学習者」から「読み手」へ : 日本語教育におけるExtensive Readingの試み
- 文学教材を用いた読解授業の試み : 太宰治の「走れメロス」を読む