構造変化の計量経済学的接近法について
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概要
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本稿は,構造変化の計量経済手法を3つの代表的なテスト法,CHOW,QUANDT,SPLINEに限定して,その特性と発達の過程の評価を試みた。詳細な理論および計測方法は略し,経済学における「構造変化」のとらえ方の発展に則して,手法の発展を考察し,分析の目的と手段とのTrade-off関係を考察した。計測例として北海道農業における公的な研究開発体制が,水稲改良品種の収量水準に与えた効果が実証され,その過程で3つのテスト法が具体的に比較検討された。特にスプライン回帰は柔軟な構造をもつ分析用具と考えられ,その特性,適用領域の可能性についてさらに検討されるべきと考える。なお,計算機は帯広畜産大学FACOM270/20,および北海道大学大型計算機センターFACOM230-75を使用した。
- 帯広畜産大学の論文
- 1979-05-18
著者
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