バスケットボールにおける選手の個性と集団的人間関係に着目したチームビルディングに関する一考察

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概要

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本研究では,大学女子バスケットボールチームを対象に,試合中のゲームパフォーマンス評価と選手の個性および集団的人間関係との関係性について明らかにし,今後のチームビルディングにおける基礎的知見を得ることを目的とした。なお,選手の個別的特性や集団的人間関係性に関する分析はFive Factors & Stress理論(FFS理論,小林恵智著)を用いて行なった。その結果,選手の個性については,環境変化に柔軟で,外部に対する積極性や継続性を兼ね備えるという,非常に積極的な特性を持っていたことが認められた。また,ゲームパフォーマンス評価と集団的人間関係については,典型的なマネジメント型のまとめ役がいたことで,集団的人間関係がゲームパフォーマンス成果に結びついていたことが認められた。これらのことから,FFS理論による分析が,チームビルディングの際の情報源のひとつとして,基礎的知見になりうると推察される。

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