大豆イソフラボンによる骨量維持作用機序解明に関する研究 : アポトーシス関連遺伝子発現調節への影響
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概要
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食事性骨粗鬆症予防因子としての大豆イソフラボンの効果を,破骨細胞のアポトーシス関連遺伝子発現調節レベルで観察する目的で,骨粗鬆症モデルラットに0.2%大豆イソフラボン添加食を約12週間投与した。その結果,コントロール群であるCA群に比べて,大豆イソフラボン添加食を与えたIF群は,(1)子宮重量およびその他の臓器重量は増加せず,副作用は観察されなかった。(2)大腿骨の骨密度の低下は抑制される傾向を示した。(3)破骨細胞のアポトーシスを直接的に促進するBimの発現量は有意に増加した。以上のことから,大豆イソフラボンによる骨密度低下抑制効果は,破骨細胞の増殖,活性化の抑制だけでなく,アポトーシスを促進することにも起因する可能性が示唆された。
- 2006-12-01
著者
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