心臓カテーテル検査を受ける患者へのベンソン・リラクセイション療法の効果(第1報)
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概要
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研究の目的は、心臓カテーテル検査を受ける患者のストレスを軽減するためにベンソンのリラクセイション療法が有効であるかについて評価することである。対象は現在までにリラクセイション療法を受けたことがなく、初めてソーンズ法で心臓カテーテル検査を受ける男性患者6名を、実験群(3名)と対照群(3名)とした。方法は、ベンソンのリラクセイション療を実施してその効果を血圧、脈拍、呼吸、STAI、患者の主観から評価した。狭心症や心筋梗塞の危険因子として重視されている行動特性である生活行動パターン(タイプ別)により、検査中のストレスの減少に差異があるかを明らかにした。その結果、実験群では血圧の下降が認められた。またタイプの異なる3例から役に立ったという感想を得た。今後どのタイプにもベンソンのリラクセイション効果があるかどうかについて調査する必要がある。
- 2006-03-31
著者
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高橋 さゆり
元聖路加国際病院
-
吉岡 敏子
群馬パース学園短期大学
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西山 悦子
新潟大学医学部保健学科看護学専攻
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古藤 みどり
群馬パース大学保健科学部看護学科
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板井 祐子
元聖路加国際病院
-
橋本 規子
元聖路加国際病院
-
竹熊 美和
元聖路加国際病院
-
西山 悦子
新潟大学医学部保健学科
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