自動チューニングにおける実験計画的手法を考慮した性能評価データ収集器の設計と実装(HPC-12 : 自動チューニングII)

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概要

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本稿では、ソフトウェア自動チューニングにおける実験計画的手法に関する研究の一環として、共通に用いることのできる性能データ収集ソフトウェアシステムの提案を行う。提案するシステムは、ループアンローリングなどのような問題固有の機能を省き、単純な仕組みで拡張性の高いソフトウェアを目指している。具体的には、システムは実験計画モジュールと性能データ収集モジュールに分かれる。前者はユーザが与えたパラメータ定義から試行パターンを生成し、試行により得られたデータから統計的解析などを用いて最適パラメータを決定する。後者は生成された試行パターンとユーザによる設定ファイルのテンプレートに従って対象プログラムの設定ファイルを生成し、それを実行し、そして得た性能データをDBに格納する。また本稿では、Scalapackのサンプルプログラムを題材として実装の試作を行い、提案システムによる自動チューニングの実現を示す。
2007-08-01

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