複数文献を対象とする唐代行政地理情報の統合化
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概要
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我々はこれまでに中国唐代(618-907)の行政地理情報をどのように記述したら良いかということについて、その概念モデルを提出した。また、その情報をどのように抽出するかという「資料」の選択基準の問題についても議論した。本稿は複数の文献が持つ行政地理情報を扱う上での問題点を提出し、基本文献『通典』州郡典、『元和郎餌圖志』、『舊唐書』地理志、『新唐書』地理志の各々が持つ情報及び概念をどのように統合するかについて議論する。複数の出所を持つ情報の統合という問題は、Semantic Webにおけるオントロジーの分散化とも多くの点で共通点を持つ。本稿では情報統合について、ε-connectionsからのアプローチを試みるものである。
- 2007-07-27
著者
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牛根 靖裕
立命館大学大学院博士後期課程
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白須 裕之
京都大学人文科学研究所
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山田 崇仁
京都大学人文科学研究所
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白須 裕之
東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター
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牛根 靖裕
京都大学人文科学研究所:立命館大学大学院後期課程
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白須 裕之
School Of Information Science Jaist
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