ゼミナールにおける研究報告
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概要
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本研究は、ゼミナールにおいて学生が作成した研究報告書である。ひとつは「安楽死・尊厳死の境界線」というテーマで、富山県で起きた医師による安楽死について疑問を感じたことから研究を思いたち、安楽死、尊厳死について定義および違いについて考察している。さらに、各国の安楽死および尊厳死についても調査し、最後に認知症高齢者に対する安楽死の実態に触れ、人の生の尊厳について考察を行っている。二つ目は「知る権利・知りたくない権利」との題で告知およびインフォームドコンセントについて研究している。自己の祖母の手術の際、医師からの説明について疑問をもったことが研究のきっかけであり、人の死と告知について述べ、告知に対する調査研究を調べたうえ、メリットおよびデメリットについて考察をしている。さらに、高齢者のターミナルケア・自己決定について言及し、「告知とは幸せな死・満足できる死を迎えるために最も必要なものだ」と結論づけ、高齢者の老年期のあり方や死生観を尊重しなければいけないと高齢者のケアに携わるものに問われる姿勢について述べている。
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