2大学の事例比較に基づく産学共同研究の大学特性別・企業特性別分析(<特集>科学技術基本計画に係る政策分析)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,産学共同研究の重要性が高まっている。事実,我が国の産学共同研究は1991年度の1,035件から,2001年度の4,187件へと4倍に急増している。反面,このような産学共同研究における企業-大学間のネットワーク形成について,我が国の実態に即した解明は十分なされているとはいえない。本稿は,横浜国立大学と新潟大学の2大学が実施した産学共同研究ファクトデータに基づく動向分析である。大都市圏に位置する横浜国立大学と地方圏に位置する新潟大学を比較分析した結果,立地地域といった大学特性が産学共同研究の活動に影響を及ぼすことを解明した。併せて企業規模による影響を解明した。更には,受入件数や金額の急増の背景には「集中化」と「多様化」の二面性が発生していることに加え,企業-大学間距離は地域内・三大都市圏・その他の3種類の分布の連携クラスターに分割できることを示した。
- 2007-03-29
著者
関連論文
- 218 大型スパイラルベベルギヤの歯当たりと回転伝達誤差の解析(OS09-2 ハイポイドギヤ・ウォームギヤII/OS16 一般講演)
- 歯車の歯のかみ合いについて(O.S.08-1 コニカルギヤ・その他)
- 日本の大学発ベンチャーの産業別・地域別・起業者別特性
- 2大学の事例比較に基づく産学共同研究の大学特性別・企業特性別分析(科学技術基本計画に係る政策分析)
- ジョルジュ・アウー著, 『イノベーション・パラドックス-技術立国 復活への解』, 発行:株式会社ファーストプレス, 2006年2月
- 科学技術における日本の政策革新 : 科学技術政策からイノベーション政策へ(イノベーション政策の動向)
- 1A09 産学共同研究における企業動向分析(産学連携, 第20回年次学術大会講演要旨集I)
- ドイツにおける戦略的競争政策によるベンチャークラスターの形成 : 「EXIST(大学からの起業)」と「ビオレギオ(バイオ・クラスター創出)」(研究開発リンケージ)
- 2F01 産学共同研究に関する動向分析 : 大学間比較(科学主導イノベーションと技術主導イノベーション(2))
- 産学共同研究に関する時系列分析及び企業特性別分析
- 1B04 産学共同研究の企業特性・技術特性別分析(第1報)(産官学連携)
- 「大学と起業」 大学スピンオフ-海外の動向
- 電気分野に関連する適合性評価の動向について
- 汎用の多軸制御工作機械による大型スパイラルベベルギヤの加工法に関する研究
- 高負荷能力フェースギヤの開発(加工と運転性能試験)
- 点接触フェースギヤの幾何学的設計(機械要素,潤滑,工作,生産管理など)
- 大学における産学連携組織の変遷分析
- JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)に規定する様式の取扱いについて
- 中国の産学官連携(産学連携:課題と今後の展開)
- 中国の産学官連携
- S111024 はすば歯車をピニオンとするフェースギヤの幾何学的設計([S11102]伝動装置の基礎と応用(2))
- ドイツにおける環境政策と企業行動 : 企業行動の環境合理性に関する一考察