環境教材としての説明的文章 : 「生きている土」(教育出版小学6上)を中心に
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概要
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環境教育の一つのあり方として、国語科説明的文章指導による環境認識の形成とその認識主体の形成・確立が重要であると考える。現行小学校国語教科書(平成4年度版)調査による環境教材の採用状況とそのあり方の検討と,環境教材を用いた読みの実態調査による読みを通して行われる環境認識及びその主体形成の状況の分析とを通して,小学校児童の読みを通して行う環境学習のあり方を考察した。結果として,具体的な事例などを着実に認識しつつ,筆者の提示する認識内容に対し,活発かつ的確に判断・吟味を行い,批判・評価できるような読みを行う能力を育成する必要があることと,読みにおいて認識の観点・姿勢を確立し,自分なりの要素・条件把握に基づいて,認識活動を遂行できる主体性を育てることが重要であることを見出した。
- 京都教育大学の論文
- 1993-03-31
著者
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