公共図書館における情報サービスの課題 : レファレンス=サービスとの関係を踏まえて
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概要
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公共図書館は広域利用や住民参加などで情報サービスの充実をはかろうとしている。その発端はアメリカでのレファレンス=サービスであり,利用者に対する人的支援から主題別の資料探索を経て,図書館としての組織的な業務となった。さらにはコンピュータ技術とネットワーク化にともなって情報サービスへと発展したのである。日本では,戦後にレファレンス=サービスの考え方が導入されたが,『中小レポート』と『市民の図書館』という二つの報告書を経ても十分に根付いたとはいいがたい。日本にも情報サービスの概念は導入され,レファレンス=サービスとの関連で混乱も見られる。ただし,地方自治体は電子化行政を急いでおり,図書館サービスそのものが熟さないままにデジタル化とネットワーク化を余儀なくされている。今後の情報サービスの発展には専門性の確立が必要とされる。
- 2003-03-31
著者
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