日本国内における蚊からのウエストナイルウイルス検出法の検討
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概要
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In Japan, the invasion of the West Nile virus (WNV) has not been reported. However, in order to develop a rapid- and sensitive-detection system for WNV, reverse transcriptase-polymerase chain reaction (RT-PCR), TaqMan RT-PCR, and VecTest^<TM> WNV assays were evaluated. VecTest^<TM> produced results within 1 hour and no specialized training was required. However it showed the lowest sensitivity to detect WNV (> 10^5 plaque-forming units; PFU/tube) and was costly. The TaqMan RT-PCR assay was the highest sensitive assay (>0.25 PFU/tube) and was followed by the RT-PCR assay (>20 PFU/tube), although it took 10 hours for investigators to get the results of both assays and their protocols are more complex than that of the VecTest^<TM>. In addition, TaqMan RT-PCR is simpler than RT-PCR. These results suggest that the TaqMan RT-PCR assay may be the most effective for WNV survey at present in Japan. We hereby recommend one of the most preferable WNV surveillance systems at present in Japan as follows. First, the mosquito pool supernatants are screened for the presence of WN viral RNA by using the TaqMan RT-PCR assay with WNV primer-probe sets. Second, the viral RNA-positive pools are used for the virus isolation using cell culture assay. Finally, the isolated viruses are characterized for the viral genome by using molecular biological techniques.
- 日本衛生動物学会の論文
- 2006-12-15
著者
-
佐々木 年則
感染研・昆虫医科
-
小林 睦生
感染研・昆虫医科
-
小林 睦生
国立感染症研究所昆虫医科学部
-
佐々木 年則
国立感染症研究所昆虫医科学部
-
星野 啓太
国立感染症研究所
-
江下 優樹
大分大学医学部感染予防医学講座
-
高崎 智彦
国立感染症研究所ウイルス第一部
-
江下 優樹
大分大・医・感染予防
-
伊澤 晴彦
感染研
-
星野 啓太
感染研
-
沢辺 京子
感染研
-
澤邊 京子
国立感染症研究所昆虫医科学部
-
高崎 智彦
近畿大学医学部細菌学
-
澤邉 京子
国立感染症研究所 昆虫医科学
-
伊澤 晴彦
国立感染症研究所
-
佐々木 年則
感染研
-
澤邉 京子
国立感染症研究所
-
小滝 徹
国立感染症研究所ウイルス第一部
-
伊藤 美佳子
国立感染症研究所ウイルス第一部
-
酒井 健夫
日本大学生物資源科学部獣医衛生学研究室
-
高崎 智彦
国立感染症研究所ウイルス第1部
-
高崎 智彦
大阪医科大学 微生物
-
高崎 智彦
国立感染症研究所 ウイルス第一部
-
江下 優樹
大分大学医学部
-
江下 優樹
大分大学医学部感染分子病態制御講座
-
小滝 徹
国立感染症研究所
-
小林 睦生
国立感染症研究所
-
伊藤 美佳子
国立感染症研究所 ウイルス第一部
-
高崎 智彦
国立感染症研究所ウイルス1部
-
佐々木 利則
感染症研
-
Ito M
感染症研
-
江下 俊樹
大分大・医・感染分子病態制御
-
高崎 智彦
国立感染症研究所
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