照明変化に頑健な顔構成要素の抽出(一般セッション(2),「手」,「感性情報処理」及びヒューマン情報処理一般)

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概要

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目や唇などの顔構成要素は,多くの情報を有し,それをもとにした研究が心理学や医学などの分野で盛んに行われている.また,顔構成要素から安定して特徴を抽出することは,バイオメトリクス認証やHuman Computer Interaction(HCI)などの観点からも重要である.顔構成要素を顔画像から抽出する研究が数多く提案されているが,実環境下で撮影された画像中から顔構成要素を安定して抽出するには,種々の環境の変動を考慮にいれる必要がある.本研究では,環境の変動の中でも最も大きな要因と考えられる照明変動に対して頑健な顔構成要素の抽出手法を提案する.その際,顔構成要素の中で最も動きが大きいと考えられる唇の輪郭に特定して提案手法の有効性を評価する.明るさが変化していく連続した画像列において,可変テンプレートを用いて唇の輪郭を追跡することによって,安定した抽出を実現した.
社団法人電子情報通信学会の論文
2006-11-30

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