シーケンス図を用いた実行履歴の可視化によるJavaプログラムの理解支援に関する考察

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概要

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Javaなどのオブジェクト指向のプログラムでは、プログラムを実行する際に生成されるオブジェクト間をメッセージが送受信されることによってシステムが動作する。しかし、ソースコードのみでオブジェクトが実際にどのようなメッセージ通信を行うかを理解することは困難である。本研究では、Javaプログラムの信頼性向上とJavaプログラムの動作の理解支援を目的とし、Javaプログラムの実行履歴をシーケンス図を利用して可視化する。Javaプログラムの動的解析を行い、得られた実行履歴をもとにオブジェクト間のメソッド呼び出し関係をシーケンス図上に表す。その際に、メソッド呼び出しが発生した時の引数や返り値の値も、同じシーケンス図上に表示する。その結果、オブジェクトが行うメッセージ通信のやりとりを視覚的に示すことができるので、プログラムの動作の理解を促進し、プログラムの信頼性の向上へもつながる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2006-12-07

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