ウレタンマット用養液栽培における小松菜の発芽に関する研究
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概要
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A study was conducted to determine the effoct of planting depth on the germination of komatsuna (salad vegetable) in hydroponics culture using urethane mat. Experiments used 8 planting depths, they were at mat's surface, half of seed's thickness, O, 1, 2, 3, 4 and 5 mm. Germination experiment at each planting depth was replicated 3 times. The experimental re-sults showed that the germination rate decreased as the planting depth increased. The ger-mination rates of 97.2, 95.4, 91.6, 92.6, 91.7, 92.6, 90.7 and 83.3 % were recorded at the planting depths of mat's surface, half of seed's thickness., O, 1 , 2, 3, 4 and 5 mm, respectively. At the planting depths of mat's surface the komatsuna seed had relatively high germination rate but the seedling's root did not firmly and deeply penetrated into the urethane mat. From the point of view of mechanization of planting vegetable seed using hydroponics, the planting depths from more than half of seed's thickness to 4 mm were useful for providing the komatsuna seedlings the best germination and growth in the hydroponics urethane mat. This finding can be used as design parameter for the development of an automatic seeding mechanism for hydroponics culture using urethane mat. 本研究は, ウレタンマットを用いた養液栽培において, コマツナ (サラダ野菜) の播種深さが出芽に及ぼす影響を検討したものである. 実験は播種深さを, マット表面, 種子半分の深さおよび深さ 0, 1, 2, 3, 4, 5mmの8要因について3回繰り替えした. 実験の結果, 出芽率は播種深さが増加すると減少する傾向となり, マット表面で97.2 %, 種子半分の深さで95.4 %,Ommで91.6 %, 1mm深で92.6 %, 2mm深で91.7 %, 3mm深で92.6 %, 4mm深で90.7 %, 5mm深で83.3 %となった. コマツナの播種深さは, マット上や出来るだけ浅い方が出芽率は良好であったが, ウレタンマットヘの根の進人や苗生育を考慮すると, 機械播種の面からは, 種子半分以上の深さから4mm深までが実用的であることが判った. 本研究で得られた播種深さは, ウレタンマットを用いた養液栽培の播種機構の設計資料となるものである.
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