シベリヤの陽は寒かりき : 旧ソ連抑留俳句=村上兆平・石沢洗尽の場合
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概要
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旧ソ連抑留俳句のうち、高木一郎、桜井江夢と同じく、欧露に抑留された村上兆平と石沢洗尽の秀句・佳句を選び、解釈・鑑賞を交えながら分析し、俘虜の生活と心情を明らかにする。俘慮という極限状況の俳句を通して、人間の生きる姿、人間の真実、歴史の一齣を語ることによって、俳句は天才のもではなく、庶民の文学であることを、改めて訴えたい。むろん、兆平も洗尽もその一人であり、性格や人生観も異なる。それが、俳句表現にどのような違いとなるのであろう。その比較的視点も加えてみた。
- 九州女子大学・九州女子短期大学の論文
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