家庭における野菜の低温保存に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
家庭に於ける野菜の冷蔵保存の条件を知るために,保存温度,包装方法等を中心に条件をかえ,ビタミンC,糖の定量,外観,重量変化等から品質を評価して検討を行った結果次のことが明かとなった。1.低温障害をおこす野菜を除くと,1〜6℃でポリ袋等で包装し密封状態で保存するのがよい。2.低温障害は5以下で生じるので,低温障害を起す野菜も5〜7℃の低温で密封保存する方がよい。3.低温,密封保存した野菜は外観的に新鮮そうであっても,栄養価の低下は著しいものがある。又,冷凍可能な数種の野菜について,同様に品質を評価して冷蔵保存との比較を行った結果次のことが明かとなった。4.冷凍保存は,冷蔵保存に比べて栄養価の低下は少く,長期保存が可能である。5.冷凍によりテクスチャーは劣化する,特に繊維のかたいものはその傾向が著しく冷凍保存は適当でない。
- 横浜国立大学の論文
- 1979-11-30
著者
関連論文
- 水泳実習における健康調査
- 炊飯における昇温速度の影響
- 家庭科における小麦粉の調理性の指導について(第1報)
- 搗精法の異なる米の炊飯条件の検討
- 家庭における野菜の低温保存に関する研究
- 学生の運動と栄養に関する研究(第1報) : 運動実施状況,血中脂質および栄養調査について
- 小規模解凍におけるジュール加熱の利用