ラテックス製手袋製造A工程における製品重量についてのトレランスおよびF比による説明変数の採否検討

概要

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著者は産業用あるいは民生用の手袋あるいは足袋を生産している某社から共同研究依頼を受けた。依頼内容は,ラテックス(天然ゴム)による手袋製造A工程の工程分析と不良率低減,生産効率アップを目指した製品の重量的管理であった。著者は某社を訪問し,某社の担当技術者に状況を尋ね,そしてA工程について一般的な調査を行った。この論文において,著者は生産管理の観点より某社のラテックスによる手袋製造A工程に関して得られた結果を与える。次に結果について示す:1)生産管理における工程分析の手法を用い,著者はラテックスによる手袋製造A工程を某社の担当技術者との協議の結果7個の部分工程(24個の部分小工程)に分け,それら結果を紹介している。2)統計的分析手法,特に多重回帰分析手法により,某社の担当技術者の強い希望であった7個の部分工程に対する6個の説明変数による多重回帰分析及び統計的検定を,まず行った。しかし,6個の説明変数による多重回帰分析では,A工程に対する十分な統計分析は得られなかった。従って,統計的指標である残差平方和,F値,修正寄与率そしてトレランスにより,説明変数の絞り込みを行った。絞り込まれた説明変数による多重回帰分析及び統計的検定がなされ,その結果と著者と某社の担当技術者との両方で合意できた事項とが昭介されている。

著者

宗像経博
広島国際学院大

ラテックス製手袋製造A工程における製品重量についてのトレランスおよびF比による説明変数の採否検討

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