現代社会に対応した教育の基本的概念
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概要
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最近の若い教師は幼少期や少年期を高度経済成長の時代の中で育っている。産業技術の発達に合わせて物が豊富に市場に出回り,少子化や経済的なゆとりから,欲しいものは何でも手に入るという状況の中で教育を受けてきている。したがって,現在の若者は遊びの道具を自分で工夫しながら作り,それを使って友達と一緒に協力しながら,自然の中で遊ぶというような原体験や社会体験が不足している。ところで,現代社会における民主主義体制は人々の価値観の多様化をもたらし,子供のしつけを含めた教育も様々な方法がとられる一方,教師自身の生活体験,併せて教師が教育していくことの困難性をもたらしている。子供たちへの教育の関わり方においても,保護者や教師もそれぞれ異なった価値観で子供の教育を行おうとしているため,様々な摩擦が生じている。そこで,教師はこのような時代における学校教育の場で,子供たちの生活体験の実態を踏まえ,保護者の教育的価値観と共有しながら,いかにして現代の社会の要請に応えながら教育をしていけばよいかが重要な課題となってくる。このことから本論文では,現代教育の方針を踏まえ,学習指導や生活指導の在り方についての実践例を取り上げて論述する。
- 久留米信愛女学院短期大学の論文
- 2006-07-01
著者
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