看護る者のまなざしの検討3 : 病名告知後に患者が求めた関わりの質
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概要
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本研究は,患者が自分の「癌」という病気を知ったことに,意味を見いだしていく過程で,看護者の「まなざし(主観的な捉え)」に何を求め,何を期待しているのかを明らかにすることを目的にしたものである。分析の結果,患者は「立ち向かう勇気」「辛さへの心づかい」を求め,自問自答する中で悩み続けるエネルギーを補給するため「パーソナリティー(その人,あるいはその人らしさ)への支え」を求めていた。さらに日々のかかわりの中で「目に見える安心」「日常生活への意味づけ」を求めていることが分かった。
- 島根県立看護短期大学の論文
- 1999-03-20
著者
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