西宮市上ヶ原地区の例にみる兵庫県南部地震による盛土すべりと旧地形に対応した地表での地割れの変位
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概要
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1995年兵庫県南部地震時には六甲山地の南東丘陵では多くのクラックが認められた.そのうちの1つは250mの長さに達し,顕著な変位を伴っている.トレンチ調査の結果では,盛土の谷斜面に沿ったすべりがそのような地表のクラックをもたらしたと考えられる.地表変位のいくつかは典型的な横ずれセンスを示しているが,それらは個々の谷斜面の最大傾斜方向へのすべりと地表のクラックの全体的なトレンドの斜交関係によって説明可能である.
- 1996-09-25
著者
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