1) 高温度に於ける安山岩質砂モルタルの熱膨脹に就て
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概要
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高温度に於ける安山岩質砂モルタルの熱膨脹は骨材主成分の比較的小さな膨脹率のため小さな高温膨脹を行うもので、其の膨脹曲線は殆んど直線的である。原岩が示す様な急激の膨脹は認められない。其の膨脹率は骨材主成分の値を上限値として、高温収縮性の大きいセメント糊の含有量に反比例し、貧調合に於て大きく、富調合と共に減少する。尚ほ貧調合1:5は300〜500℃で鋼筋の30〜40%に過ぎない。即ち一般貧調合に属する粗骨材コンクリートとしても火災時鋼筋コンクリート構造体の内部に於て一致した膨脹は困難である仕上用富調合モルタルの更に小さな値は主体コンクリート表面に於て火災時亀裂及剥離の傾向を誘発する。
- 社団法人日本建築学会の論文
- 1952-12-10
著者
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