情報メディアを捉える枠組 : 図書館メディア、博物館メディア、文書館メディア等、多様な情報メディアの統合的構造化記述のための(アート・アーカイヴズ/ドキュメンテーション : アート資料の宇宙)
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概要
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当論では、様々な情報メディアを統合的に構造化記述するための枠組が、概念モデル・レベルで提出される。まず、情報メディアの構造が分析され、これが、メッセージとキャリヤーから成る事が示される。次いで、この構造を主に利用して、図書館メディア、博物館メディア、文書館メディアが分析され、図書館メディアはメッセージ中心であり、博物館メディアはキャリヤー中心であり、文書館メディアは両者の中間に位置する事が明らかにされる。これらの点を押さえた上で、様々な情報メディアを記述するためには、メッセージを記述する枠組とキャリヤーを記述する枠組の両者が必要であり、かつ、この両枠組は階層性を持たねばならないという、階層的2次元記述系モデルが提出される。最後に、当論における分析が、電子メディアにも有効である事が示される。
- 慶應義塾大学の論文
- 2001-03-31
著者
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