楽音生成における物理モデルの数値シミュレーション誤差について(音響・音場再生及び音楽音響,一般)
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概要
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現在,楽音生成のための現実に近い物理モデルが数多く提案されている.これらは,一連の微分方程式から構成されており,実際に時間波形を得るためには数値的に計算しなければならない.この計算手法として一般に「差分法」が一番多く用いられている.差分法とは,空間ならびに時間の離散化された点における関数値を用いて物理モデルを近似する手法である.そのため,離散化に伴い誤差が生じる.楽音においてそれを構成する周波数は命とも言える重要なものであるが,この周波数が離散化により本来のものから変動してしまう.本稿では,離散化に伴う周波数変動の正確な評価公式を提案する.
- 2006-07-07
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