磁気位置センサを伴った内視鏡による3次元臓器再構成
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概要
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内視鏡は体内の実画像情報を取得できる検査機器として,現在医療現場で多く用いられている.しかし内視鏡は視野が狭いため,全体検査時の見落としや,内視鏡の位置把握を誤り臓器を損傷してしまう事例が毎年報告されている.そこで,内視鏡検査支援システム構築に向けた臓器の3次元画像再構成を行う.本研究では,磁気位置センサと内視鏡撮影,CTを用いて,内視鏡画像と仮想内視鏡によって取得した形状データとの合成による臓器内部の3次元実画像作成法を提案する.磁気位置センサは内視鏡の鉗子口に取り付けるために内視鏡操作に影響しない.本手法を用いることで仮想内視鏡に比べてより色彩情報に長けた3次元臓器を再構成する事が可能となった.これにより,内視鏡の体内空間における病変把握が容易となる効果が期待できる.
- 2006-06-30
著者
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三宅 洋一
千葉大学フロンティアメディカル工学研究開発センター
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中口 俊哉
千葉大学工学部
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三宅 洋一
千葉大学フロンティアメディカル工学研究センター
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津村 徳道
千葉大学工学部フロンティアメディカル工学研究開発センター
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中口 俊哉
千葉大学工学研究科
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袴田 真一
千葉大学大学院自然科学研究科
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三好 大智
千葉大学大学院自然科学研究科
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