教育現場における国際化の導入状況と教員の国際化教育に関する意識調査
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概要
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近年、地域活性化の1つとして国際化が推進され、海外との姉妹都市提携を行なう市町村が増えてきている。教育現場での国際化も、ALT〔外国語指導助手〕の導入や海外への修学旅行などの形で進展してさており、こうした中で国際化に対する教員の考え方や異文化に対するイメージが生徒に与える影響は大きいと考える。今回、教育現場の国際化についてG県の公立高等学校68校中37校の教員を対象にアンケート調査を実施した。その結果、多<の学校が国際化に向けた教育を英語学習の延長線上の1つと考えており、国際交流活動でも、先進国を中心とした欧米の都市や学校間交流が主であった。教員の異文化に対する関心度では、8割が海外渡航体験者ではあるが、英語担当教員を含めてあまリ高いとは言えない結果であった。教員の渡航先ではアメリカ、ヨーロッパなどの欧米が主流で次に韓国であるが、先進国に対するイメージと否定的な語彙が多い途上国イメージにも対照的な結果として現れている。一方、国際化への推進については、まず自分の国を理解することが大切であるとする意見が多<、この点は国際化教育の手法として、多<の教育者の提o昌する点で一致しており、自国の理解を基に他者・他国との比較の中で国際化に向けた異文化理解が深まると考えていることがわかった。
- 群馬パース大学の論文
- 2003-09-30
著者
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矢嶋 和江
群馬パース大学保健科学部
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矢嶋 和江
群馬パース大学保健科学部看護学科
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一場 かおり
群馬パース学園短期大学
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川島 麻紀
群馬パース学園短期大学
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鈴木 智子
群馬パース学園短期大学
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西村 映里奈
群馬パース学園短期大学
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矢嶋 和江
群馬パース学園短期大学
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