看護研究における湿度測定の方法 : 絶対湿度と相対湿度

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概要

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看護研究において、「温度・湿度の測定」に関する検討が少なくないが、温度は摂氏温度(℃)で、湿度は相対湿度(%)で表されている。確かに、気象情報においても℃、%表示である。しかし、湿度を%表示することにより、空気中の水蒸気量を示していると単純に考えると大きい誤解を招くことがある。看護研究に見られる病床内の温度・湿度測定において、病床内の温度上昇は当然であるが、身体からの水分の蒸散により、病床内の湿度も増加することは誰しも予測することである。しかし測定の結果、湿度は時間とともにはじめ減少しており、暫くすると増加がみられる。そして、その理由については、殆どの場合言及されていない。ここであらためて、「湿度」の考え方について詳述し、「水分が増加しているのに湿度が減少?」について検討したいと思う。
神戸市看護大学短期大学部の論文
2005-03-01

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