中国語教育における動詞述語の扱い方
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概要
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中国語の動詞述語は日本語と英語と違う振る舞いをし、中国語学習者にとって難関の一つである。中国語の動詞の大部分は行為のみを表していて、結果まで言及しないのが特徴である。その故動詞の後に接尾辞をつけなければならない。接尾辞をつけることによって、アスペクト的な価値、或いはアスペクト的な価値と時間との価値との組み合わせを表すことができる。接尾辞的な機能を果たしているのが、いろいろな補語であるが、本稿は主に数量補語について考えてみることにする。数量補語には「少量」、「定量」、「不定量」を表すものがあると提案し、「不定量」を表す動詞の重ね型がまた動作主の意図によって、「少量」を表したり、「多量」を表したりすることができる。それはまた語用論的な原則が働いているとも言える。
- 沖縄大学の論文
- 2004-03-31
著者
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