非一様な平坦地表面に沿う球面波の伝搬 : 2種類の地表面が直線状の不連続境界を形成する場合
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概要
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インピーダンスの異なる2種類の地表面が,直線状の不連続境界を形成して接する混合伝搬路について,点音源からの放射音場の理論解を求める。その解はフレドホルム型積分方程式に帰着し,ノイマン級数の第2項までで近似した漸近解を導く。これは不連続部による高次の多重散乱波を無視した近似式となっている。この解は定積分項を含んだ表式で与えられるが,数値計算にも適しており,実際の音響伝搬問題への適用が可能である。併せて,混合伝搬路における地表面減衰量の,この漸近解に基づく理論値と実測値との比較を行ってその妥当性を示す。また,幾つかの数値計算例を与え,混合路での音響伝搬特性の特徴について考察を加える。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 2006-04-01
著者
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