背負動力ミスト・ダスタの送風機性能について
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概要
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背負動力ミスト・ダスタの送風機性能は,JISによる一定回転数のもとでの試験報告がなされているが,実際に使用するに当って必要と思われる.送風機の回転数増加にともなう風量,所要動力などの傾向の試験を実施した.1.送風機回転数と風量の間には,Q∝nの関係があり,回転数の増加にともなう風量の増加率は,送風管路絞りが小さくなる程,低い値になることが実験により確認された.2.メーカーの試験報告では,一定回転数のもとで,PS∝Qとされているが,本実験では同一回転数での所要動力は,風量に比例しなかった.3.送風機所要動力は,PS∝n^2の傾向が見られた.4.送風機の始動回転トルクは,各回転数とも0.06秒付近で最大トルクを示し,0.15〜0.30秒でほぼ安定したトルクを示した.終りに直接御指導下さった児玉義彦助教授に感謝の意を表する.
- 千葉大学の論文
- 1968-12-31
著者
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