クロモ属(トチカガミ科)における水面上花粉による送粉 : II.気泡による雄花の浮上
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
雄花が親株から離脱して水面に浮遊する水面媒種において、雄花が水面に浮上することは不可欠な過程であるが、雄花が浮上する仕組みについては知られていなかった。今回の観察の結果、クロモ(トチカガミ科)においては、光合成によって生じた酸素の気泡に雄花が包まれ、それによる浮力によって水面まで浮上することが明らかになった。
- 国立科学博物館の論文
- 2003-12-25
著者
関連論文
- 西表島におけるサガリバナ(サガリバナ科)のガによる送粉
- 相模灘沿岸におけるアマモの分布
- Petunia sensu Jussieu(ナス科)における葉緑体DNAのRFLPの詳細
- 三陸海岸におけるスゲアマモ集団間の遺伝子交流
- ペチュニアと近縁属の遺伝資源解析 : (第39報)胚珠培養による狭義の Petunia 属と Calibrachoa 属の属間雑種の育成とその後代の評価
- 日本新分布のNajas guadalupensis var. floridana(イバラモ科)
- クロモ属(トチカガミ科)における水面上花粉による送粉 : II.気泡による雄花の浮上
- スゲアマモの遺伝子交流に関する研究(北海道, 東北沿岸の海草藻場ワークショップ)(平成12年度共同利用研究集会講演要旨)
- 筑波実験植物園におけるサクラソウの自生地外保全に関する研究 : II.トラマルハナバチの活動状況
- クロモ属(トチカガミ科)における水面上花粉による送粉
- 筑波実験植物園におけるサクラソウの自生地外保全に関する研究 : 1.自然交配による種子生産
- 南米の道路脇植物相その3.南ブラジル,1993年春
- 鳥取県のコアマモ (Zostera japonica Aschers. et Graebn.) 個体群の遺伝的多様性
- 国立科学博物館維管束植物標本室へのAPGIII分類体系導入(記事)