無痛分娩の現状と計画分娩の併用

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
1.1977年におけるわが国の無痛分娩の現状は196施設のアンケート調査では,原則として全例に行なうという普及率は5.1%となお低い。分娩第1期に用いられる薬剤および方法はdiazepam,pentobarbital,Pethilorfan^<[○!R]>および硬膜外麻酔が主で,分娩第2期では吸入麻酔が最も多く,次いで硬膜外麻酔が用いられる。2.計画分娩は原則として全例に行なうという普及率はなお4.3%と低い。3.われわれは1971年の開院以来,1976年までに5873例で計画分娩に麻酔分娩を併用したところ,待ち構えた麻酔分娩が行なえたこと,分娩時間が初産6時間,経産3時間と短縮し,母児に悪影響のないことを認めた。4.方法は簡単で,安全であり,人手も要しない点から多くの施設で行ない得るものと思う。
北里大学の論文
1978-02-28

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク