カオスニューロダイナミクスを用いたDNA塩基配列からのモチーフ抽出における不応性の効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
DNA塩基配列の解析において,複数の塩基配列からモチーフと呼ばれる生物学的情報の保存性が高い部分配列を発見する事はとても重要である.しかし,モチーフの長さが長くなるに従って,可能なモチーフパターンの数は飛躍的に増加するため,全探索法でDNA塩基配列からモチーフを見つけ出す事は不可能である.そのため,効率的な探索方法が求められている.我々が提案したカオスニューラルネットワークを用いたモチーフ探索法は,これまでに提案された方法よりも効率的な探索を実現する事ができた.カオスサーチはヒューリスティック解法をカオスダイナミクスで制御する事により実現されている.この探索法において,不応性の効果の強さとその減衰時定数はとても重要な役割を果たしていると考えられる.そこで本報では,カオスニューロンの不応性の効果の解析を行った.その結果,不応性の重要性,不応性の強さと時間時定数の大きさの関係が重要である事が明らかとなった.
- 2006-03-14
著者
関連論文
- マルチプルアライメントに対するカオスサーチ法のパラメータ値調整法
- ダイナミカルノイズを付加したカオスニューラルネットワークを用いた二次割当問題の解法
- A-2-4 カオスニューロンを用いた組合せ最適化技法における不応性効果のサロゲート解析(A-2.非線形問題,一般セッション)
- 2-opt法とOr-opt法をカオスニューロンで駆動する巡回セールスマン問題の解法
- 空間閾値モデルと近傍情報を用いた巡回セールスマン問題の解探索空間削減法
- A-2-11 地理的複雑ネットワークモデルを用いた巡回セールスマン問題の解探索空間の削減手法(A-2.非線形問題,一般セッション)
- ソフトタブーサーチを用いた巡回セールスマン問題の解法
- モチーフ抽出問題に対するカオスモチーフサンプラー法における不応性効果の影響
- モチーフ抽出問題に対するカオスモチーフサンプラー法における不応性効果の影響
- A-2-6 タブーサーチを用いたDNA塩基配列からのモチーフ抽出(A-2. 非線形問題)
- A-2-2 二次割当問題を解くための力オスダイナミクスに対するダイナミカルノイズの印加(A-2.非線形問題,一般セッション)
- 統計的仮説検定法を用いた植物生体電位のカオス同定
- 植物の生体電位の時系列波形の解析
- カオスニューロダイナミクスを用いた時間枠制約付き配送計画問題の解法
- A-2-14 巡回セールスマン問題のためのカオスサーチに対するパラメータ調整法(A-2.非線形問題,一般セッション)
- A-2-27 微小なノイズを付加したカオスニューラルネットワークを用いた二次割当問題の解法(A-2.非線形問題,一般セッション)
- A-2-34 カオスダイナミクスを用いたゲノム配列からのモチーフ抽出の実用化(A-2.非線形問題,一般セッション)
- A-2-5 Lin-Kernighanアルゴリズムを用いたカオスサーチの一改良(A-2.非線形問題,一般セッション)
- Lin-Kernighanアルゴリズムをカオス駆動する巡回セールスマン問題の解法
- カオスダイナミクスを用いた2-opt法とOr-opt法に対する巡回セールスマン問題の解法
- A-2-20 2-opt法とOr-opt法をカオス駆動する巡回セールスマン問題の解法(A-2. 非線形問題,一般セッション)
- A-2-19 カオスダイナミクスを用いたLin-Kernighanアルゴリズムによる巡回セールスマン問題の解法(A-2. 非線形問題,一般セッション)
- A-2-23 組み合わせ最適化技法におけるカオスニューロンの不応性効果の解析(A-2.非線形問題,一般講演)
- カオスダイナミクスを用いた組み合わせ最適化技法における探索履歴のサロゲート解析
- カオスニューロダイナミクスを用いたDNA塩基配列からのモチーフ抽出における不応性の効果
- A-2-3 カオスダイナミクスを用いたDNA塩基配列からのモチーフ抽出(A-2.非線形問題,一般講演)
- A-2-11 カオスダイナミクスを用いたDNA塩基配列からのモチーフ抽出(A-2. 非線形問題, 基礎・境界)
- カオスノイズとバーストノイズを注入したHopfield NNのQAP解探索能力
- クラスIとクラスIIの神経回路網における律動的活動度の相違
- A-2-37 電子回路による共通ノイズ同期現象の実装(A-2.非線形問題,一般セッション)